ラテン語の語順は自由なので、Fides fidem facit. としても同じ意味になります。
主語は Fides 、fidem が目的語、facit が動詞です。いわゆるSVOの構文になっています。
同じ構文の格言として、Amor gignit amorem. (愛が愛を生む)という表現もあります。
誰もが他人から信頼されたい、愛されたい、と願います。
何もせずにじっと待つのではなく、自分から相手を信頼し、愛することが大切だ、とこれらのラテン語は教えています。
そのものずばりのラテン語に、Si vis amari, ama. (愛されたいなら愛しなさい)というのがあります。
Vis amari? Ama. (愛されたいか?では愛せ)という変形バージョンもあります。
ama (アマー)とは、「(私は)愛する」という意味の動詞 amo (アモー)の命令法(能動態・現在、2人称単数)です。
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